パソコンのデータ復元は自分でできる？
パソコンのデータ復元は自分で行うことができるかということですが、ものによっては可能です。
ソフト的な問題が生じているだけであれば、市販のデータ復元ソフトを使うことでプロに依頼をしなくても行うことはできます。
素人にとってはかなり難度の高い方法となってしまいますが、HDDであれば同じ型番のHDDの基盤を交換する方法によってデータ復元をすることも不可能ではありませんから、個人で復元するのはできないわけではありません。
しかし、前者の方法はともかくとして後者の方法は素人には簡単なものではなく、現実的ではないのでこのような場合には実質的に個人で復元するのは難しいと考える必要があります。
どちらにしても確実な方法を取るのであれば、専門家に依頼をするのが一番であり自分でデータ復元をしようと考えるときには、失敗しても諦めがつく時に試すようにするのが良いでしょう。
失敗した時のリスクを考え自ら行うか、専門家に依頼をするのか決めるのがポイントになります。
パソコンでデータ復元をする際の難しさについて
パソコンで作業をしていて何らかの理由でデータ復元をするとき、幾つか注意することがあります。まず、初心者が気をつけるべきは世代管理です。たとえば、1日に1回バックアップをとっている場合、今日より昨日、昨日より一昨日のデータのほうが古い情報を記録していることになります。端末やハードディスクが故障してしまった場合などは最近のバックアップから復元するしかないのですが、もし「2日前の状態に戻したい」というような場合には、取得しているバックアップの何世代前のものからコピーすれば良いかをよく確認する必要があります。そうでなければ、意図しないデータ復元を行なってしまいます。
また、バックアップをとった記録媒体からパソコンのハードディスクにデータを戻した場合、情報が正しくコピーされているか精査することも重要です。復元元と復元先の精査を行うことを総じてベリファイと呼びますが、何らかの電気的なノイズなどにより一部データが欠けている可能性もあるため、特に重要なデータでは確認が必要です。処理自体は機械が行いますが、情報が正しいかどうかの確認は人間が行わなければならないのがデータ復元作業の難しさです。